とりあえず

2016年10月26日水曜日

電通新人自殺事件で思うこと

先日 、昨年暮れに電通で新入社員が自殺したということが ニュースになった。
Twitter やはてなブックマークでもこの事件のことは大きく取り上げ電通はブラック企業とか電通はマスコミを支配していると言った陰謀論があった。
 またこれを機に電通では午後10時には消灯し社員の残業を認めないと言ったことをしている。
私はこの行為はマスコミ向けのパフォーマンスだと思い冷ややかに見ている。
また 一方で残業をしなくなると いろいろ問題が出てくるのでないか という意見もある。
私は 強制的に残業をなくすといったことは今回の事件で自殺した被害者だけでなく他の自殺者の問題もちゃんと議論されずこれで解決したということになることはよくないことでないかと危惧している。
私が感じるのは残業で 長時間拘束するのは非常に問題であると思うが、それよりも上司が気にくわないことがあったら 部下を罵倒しても 全然問題になってこなかったことも同じかそれ以上に問題だと思う。
日曜日に出社して資料を作ってもどうせ月曜日に出社した上司から罵倒されると知っていたら絶望しかないのではないだろうか?
私もオジサンになってきて同年代の人が中間管理職が多くなってきており出世が早い人は幹部クラスになっている人もいるがパワハラのことが話題に なることがある。
我々の世代は その上が高度成長期を経験していた世代なのでいまよりもパワハラやセクハラは今思えば ひどかったと思う。
指導方法も根性論を元にした体育会系ののりだったんだろうなと思う。
そこで育った世代は自分が指導する立場になったら自分が若いときに指導された方法しか知らないのでパワハラがずっと引き継がれているといったところがある。
私がここでいいたいのはだからといって我々オジサン世代 許せとお願いしている訳ではない。
若く純粋な目を持っている人は批判的かつ建設的なことを考えて欲しい。なにも電通がブラック企業だと指摘するだけで問題が解決することはないはずなのでそこを意識して欲しい。
我々オジサン世代はいつも若い人たちに自分の価値観を押しつけすぎていないかよくよく考えて行動して欲しいと思う。

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