とりあえず

2016年11月15日火曜日

しったかはよくない

私は20年いわゆるIT業界にいる。
 つい最近まで若手だと思ってきたけどもうベテランと言われてもおかしくない年齢になってきた。
60歳で定年を迎えるとなると15年をきり今まで働いてきた時間の方が長くなったからだ。
私はキャリアをIT系で始められたことはすごくよかったことだと思う。と思う反面、若いときは成熟していない業界だったので胡散臭い山師のような人が多かったしいわゆる「わかっていない」のにわかったふりをしてもほとんどの人が「わかっていない」ので作業が始まるまでは問題が表面化しないが、いざ始まると計画に無理があったり、そもそも導入する製品は十分に期待されていた機能を満たしていなくプロジェクトが始まった段階で「もうすでに死んでいる」プロジェクトになっていることがある。
今はITも一般的になってきたのでそのようなどうしようもないことは少なくなった。
若いときはそのようなトラブル案件をしたことも何回かある。個人的にはいろいろな経験ができたので結果的にはよかったことだと思えるが、いま冷静に考えるとムチャクチャな時代だったなって思う。
もっともいまでもそのようなことは皆無になったわけではない。
 若いときに合理的でない仕事の仕方を覚えてそのままのスタイルで仕事する人はいま中堅どころになっているからだ。
いくらコンプライアンスの準拠をうたったところでそのようなスタイルの人が引退しない限り難しい。
技術的な話しを一方的に自分の思いを語り始める人は自信がないからそのように振る舞うことに最近気づいた。やんわりとほかにもこのような考え方があるよと提案しても声高にそれはおかしいといってくるので最近はそのようなことを言わないようにしている。
ただ結果的にはベストなソリューションは出来るはずがないので自戒を込めて自分以外にもいろいろな考え方がありそれを認め聞くようにすることでいいことが起きると思う。
やっぱり、しったか 良くないので謙虚に生きていこうと思う次第である。

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